海外では、すでに多くの方が治療
グローバル治療レポート
[血管内接着材治療]
Vol.4
「男性、女性ともに起こる
慢性静脈不全症」
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ブルース・シュミット さん
男女が悩む慢性静脈不全症と、下肢静脈瘤の関係性
下肢静脈瘤は、女性だけの病気ではありません。アメリカ国民(男女)の20~30%が慢性静脈不全症(CVI)に悩んでいます※1。しかし、慢性静脈不全の症状は主に下肢の静脈瘤として現れるため、それが単なる美容上(見た目)の問題と考え、治療が必要だと認識するのが遅れる場合が多いのが現状です。

ミネアポリスのブルース・シュミットさんにとってのCVIの始まりは、足首の引きつりでした。その後2週間のうちに患部は痛みを伴い、ただれはじめました。

「まるでたくさんの針でつつかれているような痛みでした。」と彼は振り返っています。
「仕事中も立っているのが困難で、家にいるときは座りっぱなしで何もする気が起きず、常に痛みを感じていました。」
比較的回復が早い、血管内接着材治療
シュミットさんは、医療用接着材による治療を受けた結果、何か月も苦しんだ痛みは治療後3日のうちになくなりました*。「いつもの生活に戻ることができました。」と彼は話します。

レーザーやRFを使用した治療法のように熱を使用して静脈を閉塞する治療は、TLA麻酔を使用するため術後の圧迫が必須となり運動制限もあるため、通常の生活にもどるまで1~2週間程度かかります※2

さらに最近の研究では、血管内接着材治療がこれまで標準的な治療法であったRF(高周波)を使用した焼灼治療と比べて、5年間の成績において同等の効果があることがわかりました※3

ワシントン州ベルビューにあるLake Washington Vascular Surgeons(レイクワシントン血管外科)のメディカルディレクターであるキャサリン・ギブソン先生は、「血管内接着材治療はほかの治療法と比べると回復が早く、ダウンタイム(回復までに要する時間)を短縮したいという患者さんに適した治療法です※2,4。」と述べています。
* 治療の結果や回復に要する時間には個人差があります。

※1
Robert E. and Joseph R. Chronic Venous Insufficiency. American Heart Association, Inc. 2014; 130:333–346.
※2
Proebstle, T.M. The European Multicenter Study on Cyanoacrylate Embolization of Refluxing Great Saphenous Veins without Tumescent Anesthesia and without Compression Therapy. Journal of Vascular Surgery: Venous and Lymphatic Disorders 2013;1(1):101-101.
※3
Morrison, N., et al. Five-year extension study of patients from a randomized clinical trial (VeClose) comparing cyanoacrylate closure versus radiofrequency ablation for the treatment of incompetent great saphenous veins. Journal of Vascular Surgery: Venous and Lymphatic Disorders 2020;8(6):978-989.
※4
Morrison N., et al. Randomized Trial Comparing Cyanoacrylate Embolization and Radiofrequency Ablation for Incompetent Great Saphenous Veins (VeClose). Journal of Vascular Surgery 2015;61(4):985–994.。

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